rain×rain【完】
そんな時いきなり襖がスパンと開かれた。
「取り込み中悪いが…」
そう言って部屋に入ってきたのは一君だった。
一君ぜんぜん悪いって顔してないよ。
なんか邪魔された気分だな…
「桜…あと総司、副長が呼んでいる。」
その言い方…
なんか僕がおまけみたいに聞こえるんだけど?
そんな僕をよそに一君は桜ちゃんとコミュニケーションを取っている。
「二日酔いだと聞いたんだが…
一人で立てるか?」
「大丈夫です。さっきの薬が効いたみたいです。」
そう言って立ち上がる桜ちゃん。
それを手助けする一君。
一体なんなのさ?