rain×rain【完】
「きっと今夜にも会合が開かれるだろう」
空気が…重い。
「開かれるとすると池田屋か四国屋かと」
そこで口を開いたのは島田君だった。
「いつもは池田屋で開かれます。」
ってことは…
「なら四国屋が怪しいな…古高が捕まった日にいつものところではやらないだろう」
手に汗がにじむ。
「では池田屋には私が行こう。四国屋はトシに任せる。」
近藤さんは羽織を着ながら言った。
俺はどっちに行くんだろ?
どうせなら暴れたいし四国屋がいいんだけど…
「隊士の大半が体調不良でつかえない。
どうやって隊を二つに分けるんだ?」
そうだよ!!
さすが土方さん、それが気になってたんだよな!!