rain×rain【完】
そうしている間にも暗闇の中から次々と敵が襲ってくる。
「うぉぉぉぉっ!!」
ザシュっ!!
僕は手当たり次第に次々に斬っていた。
浅葱色の羽織りがどんどん赤に変色していく。
どうやら目が慣れてきたみたいだ、近藤さんが階段を上がっていくのが見えた。
後ろがら空き。
ったく仕方のない人だな。
近藤さん後ろから襲おうとしている浪士を慌てて切り倒す。
生々しい音をたて血がすべて僕に飛び散る
僕は刀をピュッと振り、刀についている血を払った。