rain×rain【完】
いきなり俺の方へと死体が飛んできた。
「うおっ!?」
俺はとっさにそれを避けて、飛んできた方を見た。
…なるほどね。
総司が暴れ狂ってる。
あいつ手当たり次第に斬り飛ばしやがって…
あいつまじ敵にしたくねえな…
総司は近藤さんの後を追って二階に上がっていった。
ってことは…俺らは一階を任されたってことか!!
「うおぉぉっ!!」
総司の様子を伺っていた隙に、
敵が大きく刀を振り上げていた。
キィィン
敵の刀は俺の一撃で宙へと投げ出され、
俺は目の前の浪士を刀で貫いた。
肉に刃物が刺さる独特の感覚が刀を通して俺に伝わった。