rain×rain【完】



どうしてこんなことになってしまったのだろうー…?



私は一人暗い部屋にいた。


電気なんてない。

唯一の光は障子越しに差し込む月明かりだけ。



私の処遇は明日決まるそうだ。




敵だと思われたなら斬り殺されてしまうかもしれない、



たとえここで見逃してもらえたとしても
身よりもないからきっとどこかで野垂れ死ぬだろう…






結局また私は死んでしまうわけだ。








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