rain×rain【完】
「なにがやっぱりなんだ?」
いきなりの背後からの声に慌てて振り返った。
そこには見知らぬ二人が立っていた。
新撰組のメンバーなんて詳しくは知らないから誰かはわからなかった。
「近藤さんが呼んでる」
その一声をかけて2人は歩いていった。
ついてこいと言う意味なのだろう。
近藤さん、って近藤勇のことだよね。
私は出していたものを全てスカートのポケットにしまい、2人のあとを慌てて追いかけた。
するとすぐに立ち止まり「ここだ。」と言って中に入れられた。