rain×rain【完】
案内された部屋に入り、
私はみんなの鋭い視線の中一枚の座布団の上に座った。
まずは真っ先に土方歳三が口を開いた。
「さて…早速だが本題に入らせてもらう」
「そうだね…。まずは自分のことを話してもらおうかな」
続いて沖田総司が少し声を弾ませながら言った。
「私の名前は見垣 桜です。」
「それで?」
「…………。」
そんなことを言われても…
私は押し黙ってしまった。
「なんで黙ってるの?…敵なら斬っちゃうよ?」