rain×rain【完】


「それは別にいいが…ここは女子禁制だろう?」


近藤さんが困ったように言う。


「それは問題ねぇ…こいつを男としてここに住まわせる。」


「なっ!」


みんな各自に驚きの声を上げた。


「このことは…俺たち幹部だけの秘密とする。いいな?」


みんなはあまり納得できない顔をする。


まぁ、あたりまえのことか…


俺も自分でなんでこんなことを言っているのかよくわからない。



「なら、誰かの小姓にしたほうがよくないか?」


急に左之が提案した。


「まぁそれはいい案かもしれねぇな。じゃぁ…総司、お前に任せる。」



「えー。なんで僕なんですかぁ?」


「文句を言うな。対処は決まった、解散だ。」












< 39 / 264 >

この作品をシェア

pagetop