rain×rain【完】
「それは別にいいが…ここは女子禁制だろう?」
近藤さんが困ったように言う。
「それは問題ねぇ…こいつを男としてここに住まわせる。」
「なっ!」
みんな各自に驚きの声を上げた。
「このことは…俺たち幹部だけの秘密とする。いいな?」
みんなはあまり納得できない顔をする。
まぁ、あたりまえのことか…
俺も自分でなんでこんなことを言っているのかよくわからない。
「なら、誰かの小姓にしたほうがよくないか?」
急に左之が提案した。
「まぁそれはいい案かもしれねぇな。じゃぁ…総司、お前に任せる。」
「えー。なんで僕なんですかぁ?」
「文句を言うな。対処は決まった、解散だ。」