rain×rain【完】
浅葱色
「桜ちゃん。」
私の名前を呼ぶ声で目が覚めた。
朝日の眩しさに目をくらませながらも
目を開ける
「!!」
私はすぐに跳ね起きた。
「なっなんでそんなに顔を近づけるんですかっ!!」
そう、目を開けるとそこには沖田さんの顔がすぐそばにあったのだ!!
「寝顔がかわいかったからつい…」
沖田さんは意地悪く笑った
「こらこらそこ!朝から戯れるな!!」
そう言って顔を覗かせたのは、永倉さんだった。
沖田さんは楽しそうにまだ笑っていた
「桜、朝餉の時間だぜ。
なかなか起きてこねぇから起こしに来たんだぜ。」
時間とか決まってるんだ…
次から気をつけないとね
「あっ、すみませんでした!!」
「まぁいいってことよ。
着替えてたら広間に来るんだぞ!!」
2人は部屋から出て行ってしまった。