rain×rain【完】
「総司。」
土方さんが僕を呼ぶ。
「なんですか?土方さん。」
返事をする前にわざと大きいため息をついて、
あからさまにめんどくさく返事をした。
土方さんは、なんだその態度は!!
と言わんばかりに鋭い目でキツく眼をとばした。
おー怖い怖い。
まるで鬼だね…いや、まるでじゃないか。
「今日はお前の隊が巡察だったな?」
「そうですけど…?」
嫌な予感がした。
「あいつも連れて行ってくれるか?」
やっぱり…
そうきましたか。