rain×rain【完】
いつまでも変わらぬままで、
「…と言うわけで、剣を教わっていただけなんです。」
私は先ほどの体勢についてきっちりと原田さんに説明をしていた。
「ほーぅ?」
原田さんは怪しげな笑みを浮かべてこちらを見ている。
「ちょっ、原田さんっ!!
斉藤さんも何か言ってくださいよー」
斉藤さんに助けを求めた。
「うむ…左之、俺の女性のタイプは見垣とは全く異なっている。」
「そーですよね…。ってそうじゃなくてぇっ!!」
斉藤さんまで…
もぅ何を話しても無駄なようだった。
はぁぁぁぁぁ…
長く重いため息をついた