rain×rain【完】
「んじゃ俺のことも左之って呼んでよ。」
まるで語尾にハートがつくような話し方で原田さんは要求してきた。
「ね、呼んで?」
そう言ってすました顔を近づけてくる。
「えっ!?さっ左之さん!!ちょっ、ちょっとストップ!!」
どんどん顔を近づけてキスでもできそうな距離まできていた。
「ほらほら左之!!桜が嫌がってんだろうがよ!」
そう言って止めに入ってきてくれたのは、永倉さんだった。
永倉さん…ナイスっ!!