この星空の下で
「もしもし?」
初めて聞く菜都美の声だった
「もしもし…達哉やけど」
「はじめまして!」
明るくてかわいらしい声。
「かわいらしい声やな」
ふと思ったことを声にしてしまって僕は赤面した
おそらく彼女も赤面していたのだろう
「ないから!いきなり口説くん?笑」
「いや。冗談!笑」
「なんやぁ期待したのに!」
期待?
何を?
口説かれるのを?
疑問を抱きながら電話は続いた
メールとほぼ変わらない内容を電話で話した。