この星空の下で

彼女と歩く道はいつもと変わらないのに新鮮だった



恐らく30分ほど歩いたんだろう。
僕の家に着いた



「綺麗…」

彼女が呟いた



「ぇ?何が?」



「イルミネーション…」



そう。
僕の家はまだ11月だが玄関の前の大きな木にイルミネーションをしている。



「あぁ!あのイルミネーションは俺と親父で毎年やってるねん♪」


誇らしげに僕が言った。



「そうなんやぁ♪」



「さ!家入ろか♪」



「う、うん…」



彼女は緊張していた。



僕の父と姉に会うからだ



僕の家は仲がよくて、彼女ができたら紹介させると言う決まりがあった。


実際まだ彼女ではないわけだが(笑)


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