この星空の下で
‘冬休み’
僕は電話をかけた。
「もしもし?」
「はぁい♪」
僕は振り向いた。
「おわっ!!!」
悪戯っぽく笑う彼女が立っていた。
「いつのまに!?」
「今やでぇ♪そろぉっとしゃがんで近づいたねん♪」
(一本とられた)
と思いながら
「びっくりさせんなよぉ!心臓止まるかと思ったわ!」
「ごめんごめん♪でも可愛かったよん♪」
「男に可愛いとか言うな!」
照れくささのせいで怒鳴りながらも彼女は笑っていた。
「ぢゃ自転車こっちやし♪」
僕は彼女について行った。