この星空の下で
僕たちは自転車で30分ほどかけて梅田まで来た。
もちろん二人乗りの間背中に彼女の温もりを感じながら。
「人多いなぁ」
「クリスマスイブやもん。」
カップルが手を繋いで歩いてるのが目に入る。
「ほい」
僕が手を出す。
「ん♪」
彼女が嬉しそうに手を繋ぐ
デパ地下を色々とまわった。
特に買うものもないのだが(笑)
僕はトイレに行きたくなった。
「ちょっとトイレに行ってくる」
「うん(笑)」
僕がトイレから帰ってくると、さっきまで居たところに彼女が居ない。
彼女はとてつもなく方向音痴だ。
僕は汗って電話をしようとしたら
「いるよ♪」
彼女が僕の後ろに立っていた。