この星空の下で



彼女の部屋につくと僕は携帯でメールを送った



『なんでバイトって言ってくれんかったん?』



しばらくして返事がきた。



『もぉ起きたん!?ごめん。多分うちがバイト終わるまでは寝てると思ったから・・・』


僕は返事をしなかった。
むかついていたから。


本当の彼女の気持ちなどわかってなかった。


彼女の部屋でテレビを見ていてしばらく経つと



「ただいまぁ!」



下から彼女の声がした



僕は早く会いたかったが強がって会いには行かなかった。



彼女がリビングの方へ歩く足音がして、リビングに僕が居ないのを確認した途端に、猛ダッシュって言葉がぴったりな勢いで自分の部屋へ来た。


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