この星空の下で


ガチャ



「だだいま!タツごめんな・・・」



「もぉえぇよ」



僕は嬉しかったのに強がってしまった。


彼女が悲しげに俯く。


「ちょっとこいの」


僕が彼女を呼ぶ

彼女は恐る恐る近づいてきた。



僕は目の前まで来た彼女を抱き締めた。


「寂しいやんけ。朝起きたらナツおらへんねんもん。」



「ごめんな。バイトの事言ったらもぉ昨日帰ってしまうと思ったから・・・」



「誰が帰るかっつうの」






この時の二人は素直やったよな・・・
なんでやろ・・・
お互い素直になれんくなったのは・・・



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