この星空の下で
「お邪魔します」
玄関には彼女の父がいて
「菜都美なら部屋におるわ」
と一言伝えるとリビングへ行った
ガチャ
彼女はベッドに顔をおおいながら座ってた
「久しぶり…」
「…………」
「無視かよ」
「なんで会いに来たん…」
「何でって、ナツが俺と向き合わんと、別れるとか言うて電話切ったからやんけ!」
「別れよ…」
「え?本気?」
僕はずっと彼女が僕から離れないと思っていた。
でも自意識過剰だったようだ…