この星空の下で


「本気…」



「俺は別れたくない…」



「もぉ決めた事やから…」



彼女の顔をよく見ると目が真っ赤だった。
後から聞いた話では、この一週間ずっと泣いて考えていたらしい




「どうしても別れなあかん?」



「うん…もぉ決めたから」



「そっか…そうやんな!俺みたいな奴イヤやんな!」


無理に明るく振る舞った僕は、涙をこらえるので必死だった。



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