交差する想い
あたしは、アイツの元へ走った。
仲のいい苺のクラスへ。

苺に抱きしめられたとき、あたしは涙がぶわーって出た。
それと同時に、イライラした気持ちがあふれ出てきた。


なんで…。
…なんであたしがこんな目にあわなあかんねん。
なんであたしがこんなに悩まなあかんの?
百合が小城フるからやん。
フッたくせに普通に喋ってるからやん。
だから…だから…。



そうちゃう。 そんなんちゃう。
…そんなんあたしが悪いからやん。
あたしが百合に八つ当たりしてるからやん。
百合は悪くない。



殺人犯とかがよくゆうやつ。

「もう1人の自分がおった」

これがそうゆう事なんや。

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