笑って泣いて恋をして。
寒気
あたしはなぜかそこでうんとは言えず、返事を返さないあたしを勝手に「いい」と感じた林さんはスタスタと去って行った。
「あたし……どうしちゃったんだろ……」
なんで即答できなかったんだろう…?
あたしのバカ!!
「上村…?」
「た、立花!?」
驚きすぎて思わず大声が出てしまったあたし。
それに不審を抱いたのか立花はあたしの前までやってきた。
「どうかしたか?前の授業…」
「ちょ、調子が悪くてさー!あはは!」
「そうか?早く来いよ?授業始まるし」
「うん、わかった!」
あたしは立花から逃げる様に食堂を走って出た。