そこに咲くかたち。
あたしを抱き締めながら、ももちゃんは言った。

「そんな風に見えてたの?」 

「……」 

「ごめんね。」

あたしは首を横に振った。 

ももちゃんはあたしの体を離して、顔を近付ける。 



「キスしていい……?」

「え……。」





「好きなんだよ。愛希ちゃんのこと。」



胸が…痛いくらいドキドキした。 



そして……




キスした。



1回……2回……


だんだん時間が長くなる。 




「好きだよ。愛希。」



ももちゃんが、名前を呼んでくれることが

ももちゃんと、唇から触れ合えたことが



うれしくてうれしくて


信じられないほどうれしくて…


胸がいっぱいになった。 



「もっと、ここにいていいの?」

あたしがそう言うと、
ももちゃんがあたしを抱き上げる。 


軽がると抱き上げる。 


あたし達は


ベットに行った。


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