そこに咲くかたち。

暗いベットの上で……


あたしたちは今 



重なり合っている…。 



月明かりで、ほんのり見える 

ももちゃんの顔…

ももちゃんの体… 


ももちゃんの唇が、 
あたしに触れる。 

ももちゃんの大きな手が、
あたしに触れる。 



肌と肌の重なり合う感触が…… 

指と指の絡み合う感触が…… 

あたしを別の世界へ導く…… 




激しく揺れるももちゃんの身体に

あたしの身体も反応する。




ももちゃんに抱かれている…… 


愛する人と 

生まれたままの姿で 

触れ合うこと…。 


愛する人と

1つになること……。 




それを知った21才の冬。 









今でも正直忘れられないよ。 

あたしはももちゃんが好きだった。 






でも、どこかでこんな結末も、予想してたのかもしれないね…。


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