そこに咲くかたち。

その夜はゆいちゃんの家に泊まった。

だいぶ落ち着いたゆいちゃんは顔を冷やしながら眠っている。　


あたしは、ももちゃんのメールをまだ見てなかったこと、　
なおくんに昨日から何も連絡してなかったことを思い出して、ケータイを開いた。

「……………」　

さっき…

ももちゃんに置き手紙をして帰って来ちゃったこと、少し後悔した。　


ちゃんと、口で言ってくればよかったな…。


ももちゃんのメールを開いた。