そこに咲くかたち。
「ああ、もうお客さんに付いてるよ。」
「え……もう?」
「10分位前にね。みさきちゃんの予約の人も、もう来ると思うから用意しといてね。時間いっぱいいっぱいらしいから。」
店長は拭き掃除を終えたらしく、バケツと雑巾を持って洗面所のほうに行ってしまった。
あたしとゆいちゃんはコタツに座る。
「まだ…コタツあるんだね…。」
「ここ…1年中コタツですよ。」
「え……?マジで?」
1年中出されたままのコタツは、この部屋の季節感を失っている。冬に有り難みを感じなくなる気がして…なんだか、ヘンに…悲しくなりそうだった。
季節は…、こんなに変わってるのに…。
その後すぐ、予約の客は来た。
そして客が続いたあたしが待機に戻ってきた時、時間は7時前。
待機室のドアを開けると、カノンちゃんの姿があった。
「え……もう?」
「10分位前にね。みさきちゃんの予約の人も、もう来ると思うから用意しといてね。時間いっぱいいっぱいらしいから。」
店長は拭き掃除を終えたらしく、バケツと雑巾を持って洗面所のほうに行ってしまった。
あたしとゆいちゃんはコタツに座る。
「まだ…コタツあるんだね…。」
「ここ…1年中コタツですよ。」
「え……?マジで?」
1年中出されたままのコタツは、この部屋の季節感を失っている。冬に有り難みを感じなくなる気がして…なんだか、ヘンに…悲しくなりそうだった。
季節は…、こんなに変わってるのに…。
その後すぐ、予約の客は来た。
そして客が続いたあたしが待機に戻ってきた時、時間は7時前。
待機室のドアを開けると、カノンちゃんの姿があった。