そこに咲くかたち。
駐車場に着くと、ももちゃんの車はまだ見当たらなかった。 

ドキドキしながら……待つ。 



何度も何度も深呼吸した。
何度も何度も、鏡を見た。






ガチャッ


その時あたしの車の運転席側のドアが開いた。 






「……え……ちょっ…」






ドアを開けたのは、知らない男だった。
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