そこに咲くかたち。
〔フラフラする…〕

あたしは千鳥足で待機所に戻ってきた。 

酔ってるわけではない。 似てるけど…。

悪酔いして吐き気がとまらない時の気分。
いや…そっちの方がまだましだと…、思った。 


生まれて初めて触った男が…あれ。 

バカだね。 



オイル塗って全身マッサージ。 

背中、尻、足、胸、腹……そして…… 

愛希の目の前には……
目の前には…

親指より少し大きいくらいの…赤黒い……

チ……チ……チン…

〔ひぃぃぃぃッ!!〕

耐えられる。 
もうなんでも乗り越えられる。 

あたしは強く思った。

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