そこに咲くかたち。
ももちゃんのアパートはそこから20分くらいの所だった。
位置的にはうちの店の隣の市だったけど、あたしはほとんど行ったことのない土地。
スーパーやコンビニ、ビデオ屋などが近くにあり、住みやすそうな環境だった。
駅は遠いらしいけど、基本的に車行動だから関係ないと、ももちゃんが言っていた。
「着いたよ。ここ!」
「あ、うん。」
車が止まったのは、住宅街で、いくつかのアパートの棟が見える。車を降りたあたしは少しだけ足が竦む。
ドキドキしてきた。
いや、ずっとドキドキしてたけど……。
ももちゃんのアパートは外観は綺麗で新しそうな建物だった。
建物の前には看板が立っている。
『メゾン・シンフォニーB棟』
冷たい風が吹き付けた。
「寒いッッ。」
「ほら。」
ドキンッ
ももちゃんがあたしの手を掴んで引く。
あったかい…手……。
あたし達は手を繋いでももちゃんの部屋に入った。
ももちゃんは……
どいういうつもりで、手なんか繋ぐんだろ…。
ドキドキが止まらない。
少しだけ……
怖かった。
位置的にはうちの店の隣の市だったけど、あたしはほとんど行ったことのない土地。
スーパーやコンビニ、ビデオ屋などが近くにあり、住みやすそうな環境だった。
駅は遠いらしいけど、基本的に車行動だから関係ないと、ももちゃんが言っていた。
「着いたよ。ここ!」
「あ、うん。」
車が止まったのは、住宅街で、いくつかのアパートの棟が見える。車を降りたあたしは少しだけ足が竦む。
ドキドキしてきた。
いや、ずっとドキドキしてたけど……。
ももちゃんのアパートは外観は綺麗で新しそうな建物だった。
建物の前には看板が立っている。
『メゾン・シンフォニーB棟』
冷たい風が吹き付けた。
「寒いッッ。」
「ほら。」
ドキンッ
ももちゃんがあたしの手を掴んで引く。
あったかい…手……。
あたし達は手を繋いでももちゃんの部屋に入った。
ももちゃんは……
どいういうつもりで、手なんか繋ぐんだろ…。
ドキドキが止まらない。
少しだけ……
怖かった。