そこに咲くかたち。

「ほら!」

「ひゃッッ!!」


ももちゃんはあたしの頬に冷たいビールを押し付けた。 

「座りなよ?ほら!」

ソファーにひっぱる。 




『落ち着こう!』 


『そんなに緊張することないって!』


あたしは自分に言い聞かせた。





深呼吸する。

「飲もっか!いただきまーす!」 

あたしはビールを開けて一気に半分ほどの量を飲み干した。 

「おいしー!」

「あーあ、乾杯しないで飲んじゃったよ。」

「あはは。じゃあ、乾杯!」

「はいはい。」

あたしたちはビールの缶を軽く合わせた。 




『祝・初ももちゃんルーム』



心の中で呟いた。

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