キミの歌、アタシの物語。
君が居なくなった

この狭い部屋を

とても広く感じた。

君が居なくなった

ほんの一分一秒を

とても長く感じた。

この儚い時間を

君と過ごすことができたら・・・

僕は変わることが出来たのかな?



そんな願いは暗闇の中へ

僕が自分で捨てたんだ。

だって

たった一つの嘘でさえも

君の涙を生んでしまうから。

嘘をついてしか

君の隣に居れないなら。

それで君を

泣かせてしまうなら・・・

最後に見たのも

笑顔じゃなくて涙だったから。

君の笑顔を守ろうとしてた僕は

無意識のうちに罪を重ねてた。

その綺麗な手に触れたこと

何も知らない純粋な君の隣で

そっと生きようとしたこと。



まだ学生の君を

売れない

ストリートミュージシャンの僕が

愛してしまったこと。
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