キミの歌、アタシの物語。
―――――――背中を向けていた僕は

君を振り返った。

君は

もう見えなくなっていた。

僕は静かに微笑んだ。



僕は君を歌うよ。

君と僕が

再び出会えるその日まで。

だから

その日まで―――――



「またね」



僕が最後に言った言葉は

背中を向けあう

二人の間に落ちて

消えた。






~fin~
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