キミの歌、アタシの物語。
「でもわかる。

なんかつかめそうだよね」

驚いて隣の君を見てみると

君はもう

私のほうなんか見てなくて

今までで

見たことないくらいの笑顔で

夜空を見上げていた。

私も同じようにして

空を見上げる。

まるで一つの星が

もう一つの星を

追いかけているようだった。



君と私みたいだな

そんなことを思ったり。



君のことを目で追ってたのは

いつからだろう。

あんまりよく覚えてないけど

ただわかることは

前よりも君のことが

好きっていう気持ちだけ。

いつか二人で

この星を見れる日がくるのかな。

素直じゃない私からは

想像も出来ない。
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