キミの歌、アタシの物語。
―――――――今日は

流星群なんだって。

家の近くを通った中学生が

そのことを話していた。

そうなんだ、

と思いながらテレビをつけると

その話題で持ちきりだった。

あのころの思い出がよみがえる。

・・・楽しかったな。

「またあのメンバーで星、

見に行こうか」

遠い思い出の君と

今私の隣で笑ってる君が

重なって見える。

あのころの笑顔

全然変わってない。

「・・・うんっ」



君に告白されたとき

すごく嬉しかった。



私のほうが

もっと前から好きだった。

なんて

そのことは

私だけの秘密。







~fin~



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