キミの歌、アタシの物語。
「それは

教科書だと思えばいいよっ!」

私の取扱説明書

みたいなヤツよ。

これくらい

守ってもらうのが常識でしょ!

彼女に

これくらいしなきゃ

愛想つかれちゃうよ。

・・・こんな私も

きっといつか

愛想つかれちゃうんだろうな。

たまーにマイナスな

自分が出てくることにイライラ。

そして

無口で何もしてくれない

キミにもイライラ。



するとキミは

時計を見て立ち上がる。

「送る」

キミは私の返事なんて聞かず

紙を机の上に置いて家を出る。

「待ってよ!」

私も

カバンを手に持ち

家を出た。



家を出ても何も無い。

会話だって

私が一人で喋ってるだけ。

キミに

「聞いてるの?!」

って言うと

キミはめんどくさそうに

「聞いてる」

って答えるの。
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