キミの歌、アタシの物語。
道路のど真ん中ってことも

ちゃんとわかってる。

キミが呆れて

私を見てるのも想像つくよ。

でも私

どうしても耐え切れなかった。

キミと付き合えてる。

私はキミの彼女。

それだけでいい、

なんて。



そんなに大人じゃないの。

何でも欲しいの。

キミの心も欲しいの。

かまってほしい。

笑いかけてほしい。

何より

言葉がほしい。



キミが私を好きって

その証明が欲しいの。



「・・・何?」

いつもと変わんない声。

ああ

呆れてるんだな。

私は

キミの目を見れなかった。

「言わなきゃ

わかんないだろ?」

キミはため息をつく。

そんなのわかってるよ。
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