キミの歌、アタシの物語。
いつの日も君の歌は

私の心の支えだった。

君の歌ってくれた歌は

私の胸の中から

消えることなんて

ないんだよ。



心拍数、

なんてタイトルでさ

私たちの付き合った記念日を

曲のタイトルにのせて

「心拍数#0822」

なんて。



一人で

先に逝っちゃってさ。



ズルイよ。

君は、いつも・・・。



私には

全部内緒なんだから。

歌だって

病気のことだって・・・。



君はもう

この世にいない。

もう

私の前にいないんだ。

あの輝いた笑顔を

見せてくれることも

君の歌声を

聞かせてくれることも

もう

一生ないんだ。



バカだな、私。

結局君に

何もできなかった。
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