キミの歌、アタシの物語。
それは
クラス替え直後のこと。
「ねぇ誰か
アタシの財布知らない?!」
あの子が大声でクラス中に言う。
学年の子はみんな
あの子には逆らえない。
だから気を遣ったり
媚びたり
あの子の機嫌を取るんだ。
みんな
あの子のお遊び人形でしかない。
「・・・はい」
そんなとき君は
あの子の財布を差し出した。
学年で地味だと言われていた君が
あの子の財布をもってたから
クラスの子たちは
君が盗んだんじゃないか
って
あの子に告げ口したんだ。
「ドロボウ!!」
あの子はその日から
君をいじめた。
あたしね、
言えなかったの。
君が靴箱で
赤いリボンがついた財布を拾ってるの
この目で見たんだ。
あたしは自分を守るために
言わなかったんだ。
あたしも黙ってあの子に従う
あの子のマリオネットだから。
クラス替え直後のこと。
「ねぇ誰か
アタシの財布知らない?!」
あの子が大声でクラス中に言う。
学年の子はみんな
あの子には逆らえない。
だから気を遣ったり
媚びたり
あの子の機嫌を取るんだ。
みんな
あの子のお遊び人形でしかない。
「・・・はい」
そんなとき君は
あの子の財布を差し出した。
学年で地味だと言われていた君が
あの子の財布をもってたから
クラスの子たちは
君が盗んだんじゃないか
って
あの子に告げ口したんだ。
「ドロボウ!!」
あの子はその日から
君をいじめた。
あたしね、
言えなかったの。
君が靴箱で
赤いリボンがついた財布を拾ってるの
この目で見たんだ。
あたしは自分を守るために
言わなかったんだ。
あたしも黙ってあの子に従う
あの子のマリオネットだから。