キミの歌、アタシの物語。
「――――――友梨ちゃんっ
夏樹が・・・!」
君のお母さんから
電話がきたのは
夜も深まってきた頃だった。
私はすぐに家を出た。
病室についたのは
それから10分後。
私はすぐに君に駆け寄った。
「夏樹っ・・・」
「ゆ・・・り・・・?」
君は私の顔を見て微笑んだ。
もう腕をあげる力もないはずなのに
私の頬に手を添えた。
そんな君の手に
自分の手を重ねた。
「今日・・・
なん、にち・・・?」
「8月21日だよ!」
深夜の病室。
お母さんの嗚咽が響く。
「そっ、か・・・」
その瞬間
時計の針が12をさした。
「夏樹・・・
22日になったわよ」
お母さんは君に告げる。
君は弱々しく
でも確実に微笑んだ。
「ゆ、り・・・
友梨に会えて
ほんと
よかった・・・」
「なつ、き・・・?」
「今日・・・
2年、記念日・・・」
夏樹が・・・!」
君のお母さんから
電話がきたのは
夜も深まってきた頃だった。
私はすぐに家を出た。
病室についたのは
それから10分後。
私はすぐに君に駆け寄った。
「夏樹っ・・・」
「ゆ・・・り・・・?」
君は私の顔を見て微笑んだ。
もう腕をあげる力もないはずなのに
私の頬に手を添えた。
そんな君の手に
自分の手を重ねた。
「今日・・・
なん、にち・・・?」
「8月21日だよ!」
深夜の病室。
お母さんの嗚咽が響く。
「そっ、か・・・」
その瞬間
時計の針が12をさした。
「夏樹・・・
22日になったわよ」
お母さんは君に告げる。
君は弱々しく
でも確実に微笑んだ。
「ゆ、り・・・
友梨に会えて
ほんと
よかった・・・」
「なつ、き・・・?」
「今日・・・
2年、記念日・・・」