キミの歌、アタシの物語。
どんなときも

私は君を忘れることはない。

今だって頭の中で

君の声が聞こえるたびに

君のことを忘れようとする

私の心を揺さぶるんだ。



記憶の中の君は

あの日の変わらない笑顔で

私を見つめるんだ。



―――――君と私が出会ったのは

まだ高校1年のときだった。

お互いのことを知らなかったけど

友達の紹介で

君とアドレスを交換した。

そのときは

ただの友達って感じで

普通に接してたけど

悩みとかを

真剣に聞いてくれる優しさとか

いつだって笑顔でいる

その表情とか

いつの間にか

好きになってたんだ。



それから何の進展もなく

君と私は2年になった。

同じクラスになれたねって

久しぶりに喋ったとき

やっぱり

君のことが好きだなって

改めて思った。



それから放課後

一緒に帰るようになって

自然に

付き合うようになった。

君といる時間は

すごく幸せだった。
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