キミの歌、アタシの物語。
私は離れても

君のこと忘れないよ。

だからね

逢って君に言いたいの。

ずっと

最後まで言えなかった言葉。



「君のことずっと

想ってるよ・・・」



君も見てるかな、なんて

そう想いながら

私は夜空に向かって呟いた。



――――君に逢えないまま

私は高校3年生になった。

友達に

彼とはどうなったのって

いろいろ聞かれるたびに

胸が苦しくなるんだ。

でも誰にも

ホントのこと言えなくて

「普通だよ」

なんて強がって。



私はバカなんだ。

自分の気持ちも言えないで

それでも

君と離れたくないなんて。



そう思ってると

始業式の最中なのに

制服のブレザーの中で

携帯が震えた。

人がたくさんいるから

大丈夫だろうって

私は携帯を開いて

メールを見てみた。



――――君からだった。
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