キミの歌、アタシの物語。
本文:観覧車
メールはそれだけだったけど
何かあると思ったから
私は始業式を抜け出して
走り出した。
観覧車と言えば
あのカフェから見えた
あそこしかない。
私は無我夢中で走った。
観覧車の目の前についたとき
改めて
観覧車の大きさを知った。
すると
また携帯が震えた。
着信だった。
携帯を見てみると
ディスプレイには
君の名前があった。
「・・・もし、もし」
恐る恐る出てみると
「もしもし
俺のこと、覚えてる?」
変わらない君の声。
私は返事の代わりに
小さく頷いた。
君にそれが
何となく伝わったのか
君は話し始めた。
「・・・ごめん。
あんな言い方して。
ホントは俺も
遠距離がよかったけど
怖かったんだ。
マジごめんな」
ホント今さら。
でも
嬉しいことに変わりはない。
目が潤んでくる。
メールはそれだけだったけど
何かあると思ったから
私は始業式を抜け出して
走り出した。
観覧車と言えば
あのカフェから見えた
あそこしかない。
私は無我夢中で走った。
観覧車の目の前についたとき
改めて
観覧車の大きさを知った。
すると
また携帯が震えた。
着信だった。
携帯を見てみると
ディスプレイには
君の名前があった。
「・・・もし、もし」
恐る恐る出てみると
「もしもし
俺のこと、覚えてる?」
変わらない君の声。
私は返事の代わりに
小さく頷いた。
君にそれが
何となく伝わったのか
君は話し始めた。
「・・・ごめん。
あんな言い方して。
ホントは俺も
遠距離がよかったけど
怖かったんだ。
マジごめんな」
ホント今さら。
でも
嬉しいことに変わりはない。
目が潤んでくる。