キミの歌、アタシの物語。
それから適当に活動して

文化祭で歌ったり演奏したりして

充実した生活を送った。



3年間はあっという間で

祥乃と相変わらずのまま

俺たちは高校を卒業した。



進路はみんなバラバラで

バンドを組んでた奴らはみんな

就職し会社に務めた。

祥乃は前から夢だったという

声優になるために

学校に通い始めた。



俺だけなんの目標もなく

ただ適当に大学に通った。



それなりに友達も出来たし

生活も充実してたから

よかったと思うけど

祥乃と一緒にいれないことが

心残りでもあった。



向こうで頑張ってるかな、とか

そーいうことを考えてしまう。



・・・乙女か、俺は。
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