秘書の悩み


二年一緒にいてわかった事と言えば彼、工藤 修二は負けず嫌いの俺様って事と、コーヒーはミルクとシロップを入れる事。


脳を使うと甘いものを好むらしい。


私、専らブラック派だけど。


「広瀬、言い忘れていたが、今日から俺は時期社長ではなく社長になった。
これからは社長と呼べ」


…この目の前にいる方はなんて重要な事をサラッと言い流してくれるのだろうか。


それでも私は顔の表情一つ変えず臨機応変にいつものように返事をする。


「はい。承知しました、社長」


その返事に満足したのか社長は部屋から出て行った。


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