THE BEST REVENGE
「──お待たせ致しました」

息の合ったコンビの様に
2人はアタッシュケースに
現金を梱包した。
頭を両手でしっかり覆い、
怯えた眼で見つめる
他の行員や残された客は
なす術のないまま、
今はとにかく
時が過ぎるのをただ待った。

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