THE BEST REVENGE

「へっ?」

待機していた警官も
不意を付かれたように
間の抜けた声を上げた。

すると、

「切れ痔……切れ痔がぁぁぁああああああああっ!」

灘の悲痛な叫びが辺りをつんざいた。

だがその痛ましい模様は
2人の中だけで
すっかり収められていった。

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