THE BEST REVENGE
「奪われた未来はそこにあるだろう。僕がたった今望んだ未来。彼女はもうここにはいないのだから。僕が代わりに行こう。それ以降は知らないけど——」

そして、過去と決別、
敷かれた未来もろとも
封じるように扉を閉じた。

瞬間、落書きのように描いた、
自由闊達な過去も、
ぷっつりと消えた。
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