THE BEST REVENGE
- 6 -TRANSMIGRATION
この胸の思いと愛おしさを 
満天に全て捧げたとき 
君が残した夢
確かめにまた夜紡ぐ

囁いたあの場所へ 
共に走りぬけた 
ひとつだけのズレに 
微睡みめいた気がした 

失ったあの場所へ 
ひとりただ歩いた
君が残した夢 
それより先を確かめたくて

後悔、その後先に 
ひとり傷ついてた
日々だらけのズレに 
目眩いだけ覚え 

君が残した夢
雨が降り注ぐ 
愛なんて、と流されて 
潤いより罪深く
 
思いが変わるなんて
嘘だと思っていた
 
誰かに君の姿重ね 
ずっと夢見てた

曇りのち雨また 
曇りのち晴れを信じて 
失ったあの場所へ
振り返りまた夜紡ぐ 

白夜の思いと千年の非を 
満天に全て捧げたのに 
君が残した夢
確かめにまた夜紡ぐ



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