ホステスに恋をした
「初めまして 京です。」

俺は、いつもと変わらない態度で接客する。

「あ、私は」

別にお互い自己紹介ってわけじゃないんだけどな…

「んっ?」

「ちょっと~白石さん?」

ん…?
向かい側にいたおばさんたちが、会話に入ってきた。

「白石さんって言うんですね」

「そうなんですぅ
あ、ちなみに下は希だよね?」

おばさん…お前には聞いてないよ?

「あの…」

「何飲みます?」

「私、飲めなくて…」

・・・・なんで飲めないのに、いかにも酒を扱う店にきてんの

「ちょっとっ」

「ちょっ、えっ?」

俺は、その子の腕をつかんで店の裏の細い路地裏に来た。





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