ホステスに恋をした

やさしいアナタ 夢side

私は暗くて人通りの少ない路地裏に連れてこられた。

彼は、私に背中を向けたままこっちを見ない。
「あの、どうかしましたか?」
「はぁ・・・」
背中越しにため息がきこえ、振り返ったかと思うと、

急に彼の顔がちかづいてきた。
「いやっ…っ」

「・・・・アンタ、何でここにるの?」
「えっ、いや…その…
付き合い…というか」
「ここは、アンタが来るようなところじゃないよ

今みたいに、キスぐらいで拒んでたらさ」
「だって…いきな…り」
「そういう店なんですよ、ここは
さっきだって、連れて行かれそうになったでしょ?」
「あっ!ありがとうございました」



< 17 / 19 >

この作品をシェア

pagetop